
聞き慣れない言葉は、その場で聞いて大丈夫です
ホームページ制作の打ち合わせでは、制作側が普段使い慣れている言葉を、そのまま口にしてしまうことがあります。話の流れを止めたくないという気遣いから、わからないまま聞き流してしまう場面もあるかもしれません。
ただ、言葉の意味がわからないまま話が進むと、あとになって認識のずれが表面化することがあります。「そういう意味だと思っていなかった」という食い違いは、完成間際に見つかるほど修正の負担が大きくなります。
意味を知っておくと、打ち合わせの内容を社内に持ち帰って共有するときにも役立ちます。ここでは、打ち合わせでよく出てくる言葉を、制作の場面ごとに整理してご紹介します。
公開の準備に関する言葉
ドメイン インターネット上の住所にあたるものです。「example.co.jp」のような文字列を指します。年ごとの利用料がかかり、更新を忘れると使えなくなるため、契約の管理が必要です。
サーバー ホームページのデータを置いておく場所です。土地に例えられることもあります。多くの場合、月額または年額で借りて利用します。
SSL ホームページと閲覧者のあいだでやり取りされる情報を、第三者に読み取られにくくする仕組みです。設定されているホームページは、アドレスが「https」で始まります。お問い合わせフォームがある場合はもちろん、そうでない場合も現在は設定するのが一般的です。
設計の段階で出てくる言葉
サイトマップ どんなページを用意するかを一覧にした、全体の見取り図です。ページの数や階層を整理するために作ります。
ワイヤーフレーム 1ページごとに、どこに何を置くかを示した簡単な図です。色や写真が入る前の設計図にあたります。この段階で情報の並び順を確認しておくと、後戻りが少なくなります。
デザインカンプ 完成後の見た目を具体的に表した画像です。実際の色や写真、文字の大きさが反映されており、これを見ながら修正の希望を伝えることになります。
ファーストビュー ページを開いたときに、画面をスクロールせずに見える範囲のことです。最初に目に入る部分のため、何を置くかがよく話題になります。
作る段階で出てくる言葉
HTML / CSS HTMLはホームページの文章や画像の構造を書くための言語、CSSはその見た目を指定するための言語です。この2つが、ホームページの土台になっています。
コーディング デザインをもとに、HTMLやCSSを書いて実際に表示できる形に組み立てる作業のことです。
レスポンシブ パソコン、タブレット、スマートフォンなど、画面の大きさに応じて表示が切り替わる作りのことです。現在はスマートフォンからの閲覧が多いため、標準的な作り方になっています。
CMS 文章や写真を管理画面から更新できるようにする仕組みの総称です。「自分で更新できるようにする」という話は、この仕組みを入れるかどうかの話にあたります。
プラグイン CMSに後から機能を追加するための部品です。問い合わせフォームや予約機能などを追加する際に使われます。
公開したあとに出てくる言葉
アクセス解析 どのくらいの人が訪れ、どのページが見られているかを調べる仕組みです。改善のための材料になります。
SEO 検索したときに見つけてもらいやすくするための工夫全般を指します。
保守 公開後にホームページを正常な状態で保つための作業です。システムの更新、不具合への対応、バックアップの取得などが含まれます。
そのほか、場面ごとに出てくる言葉
テスト環境(確認用のページ) 公開前に内容を確認するために、一時的に用意される場所のことです。一般には見えない状態になっており、この段階で誤りを洗い出します。
バックアップ ホームページのデータを別の場所に控えておくことです。トラブルが起きたときに、元の状態に戻すために使います。
リダイレクト 古いページのアドレスに訪れた人を、自動的に新しいページへ案内する設定です。ホームページを作り替える際、以前のアドレスが使えなくなる場合に必要になります。
ファビコン ブラウザのタブや、お気に入りの一覧に表示される小さなアイコンのことです。ロゴをもとに作ることが多くあります。
独自ドメインのメールアドレス 取得したドメインを使ったメールアドレスのことです。ホームページと同じ文字列を使うため、名刺や案内に記載したときの見え方が統一されます。
まとめ
ここで挙げた言葉は、ホームページ制作の打ち合わせで出てくる機会が多いものです。すべてを覚える必要はありませんが、意味がわかっていると話の内容をつかみやすくなります。
そして何より、わからない言葉が出てきたときは、その場で意味を尋ねていただいて構いません。専門用語を使わずに説明できるかどうかは、依頼先を見極める材料のひとつにもなります。