ホームページに必要なページとは?構成の考え方

デザインより先に決めるもの

ホームページ制作の打ち合わせでは、色や写真の話題が先に出ることがよくあります。ただ、実際の制作で最初に固めるのは、どんなページを用意し、どの情報をどこに置くかという構成です。

構成は、建物でいえば間取りにあたります。部屋の数や広さが決まらないうちに壁紙を選んでも、後から作り直すことになります。ホームページも同じで、ページ構成を途中で大きく変えると、デザインと文章の作業をやり直す必要が出てきます。

ここでは、どんなページを用意すればよいのかを、共通して必要なものと事業内容に応じて加えるものに分けて整理します。

多くの会社に共通して必要なページ

業種を問わず、次の4つはほとんどの場合に用意します。

トップページ

最初に見られるページです。何をしている会社なのかが一目でわかることと、目的のページへ迷わず進めるようにすることが役割になります。すべての情報を詰め込む場所ではありません。

事業内容・サービス案内

提供している内容を説明するページです。訪れた方が最も知りたい部分にあたります。扱う内容が複数あるなら、無理に1ページへまとめず分けたほうが伝わります。

会社概要

会社名、所在地、代表者名、設立年、連絡先などを載せます。地味に見えますが、問い合わせるかどうかを判断する際に確認される場面の多いページです。

お問い合わせ

連絡手段をまとめたページです。入力フォームだけでなく、電話番号や受付時間も併記しておくと、相手の都合に合わせて連絡してもらえます。

事業内容によって加えたいページ

次のようなページは、事業の性質によって必要かどうかが変わります。

  • 実績紹介・施工事例 — 過去の仕事を見せられる業種では、判断材料として重く見られます
  • 料金・プラン — 金額の目安が事前にわかると、問い合わせのハードルが下がります
  • よくあるご質問 — 同じ質問が繰り返し寄せられている場合、応対の手間が減ります
  • お知らせ・ブログ — 定期的に更新する予定があるなら用意します
  • 採用情報 — 人材を募集している場合に加えます
  • 会社の考え方・沿革 — 取引前に会社の姿勢を見られる業種で役立ちます

用意するかどうかは「あったほうが良さそうか」ではなく、「公開後に更新できるか」「見る方の判断に役立つか」で決めると、後々の負担を抑えられます。

ページを分けるか、まとめるか

情報が増えてくると、ページを分けるべきか迷う場面が出てきます。判断の目安は2つあります。

ひとつは、読む人が違うかどうかです。サービスを検討している方と、応募を考えている方では、知りたいことが異なります。読者が違うなら分けたほうが読みやすくなります。

もうひとつは、検索から直接たどり着いてほしいかどうかです。特定の内容について調べている方に見つけてもらいたいなら、その内容を独立したページにしておくほうが有利になります。

反対に、内容が数行で終わるページをいくつも作ると、どこに何があるのかわかりにくくなります。分量が少ないものは、関連するページの一部として収めたほうがすっきりします。

すべてを1ページに収める作りについて

近年は、上から下へ読み進める形で情報をまとめた、1ページ完結の作りも見かけます。ページ数が少なく済むため、制作の費用と期間を抑えられるのが利点です。

ただし、この形は情報量が限られる場合に向いています。載せる内容が増えると1ページが長くなりすぎ、目的の情報にたどり着くまでに時間がかかります。また、検索から見つけてもらう際も、内容ごとにページが分かれているほうが有利になる場面が多くあります。

開業したばかりで載せる情報が少ないうちは1ページで始め、事業の広がりに合わせてページを分けていく、という進め方もあります。その場合は、後からページを追加しやすい作り方になっているかを、制作の相談時に確認しておいてください。

並び順と階層を決める

ページが決まったら、メニューにどの順番で並べるかを考えます。

上や左に置くほど見られやすくなるため、見てほしいページから順に並べるのが基本です。項目数は5つから7つ程度に収めると、迷わず選んでもらえます。それ以上になる場合は、関連するページをまとめて階層を作ります。

その階層は、深くしすぎないよう注意します。トップページから2回か3回の操作でたどり着ける範囲に収めておくと、目的の情報に届かないまま離れてしまう事態を減らせます。

また、どのページからでも問い合わせ先へ進めるようにしておくと、読んでいる途中で相談したくなった方を取りこぼしません。

まとめ

ページ構成は、ホームページの使いやすさと、公開後の更新のしやすさを左右します。

まずは共通して必要な4つを土台に置き、そこへ自社の事業に合わせたページを足していく順で考えてみてください。「載せたい情報」ではなく「見る方が知りたい情報」から並べていくと、必要なページは自然と絞り込めます。

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