レンタルサーバとは
WEBサイト(ホームページ)を公開するのに欠かせないのがWEBサーバ。
サーバにWEBサイトを表示させる為のデータを置くことで、一般に公開することができます。
大手の企業などであれば、自社にサーバーを設置している場合もありますが、多くの会社で利用しているのは共有型レンタルサーバーと言われる、複数のユーザーを一台のサーバに置く、アパートの一室を借りるようなイメージです。
サーバ会社も多々あり、会社ごとに仕様やスペックが異なります。WEBサイトや運営方法によって使い勝手が異なりますので、自社にあったサービスを慎重に検討し選択する必要があります。
2017年後半に大きく変わったサーバ事情
サーバを選ぶ際、有名だからとか、会社に来ているコピー機のリース会社が扱っているからと安易の決めていないでしょうか。
例えばパソコンもwindows7、windows10。ソフトウェアもoffice2013、office2016といったように進化していますが、実はWEBサーバーも同様に進化しています。
あまり考えた事は無いと思いますが、サーバ会社によっては新しいプランで契約すると、性能が向上し、webサイトの表示が速くなったりと良いことずくめです。
特に2017年後半あたりから、多くのサーバ会社で、サーバのバージョンアップされており、新しいプラン乗り換える方も多いです。
特にCMSで運営されている場合は体感できるほど表示が快適になりますので何年も同じサーバを使っているという場合は検討をお勧めします。
ただし、独自のプログラムを利用されている場合、サーバスペックを新しくしてしまうと、プログラムが動かなくなる場合があります。こういった場合は業者さんに相談してみてください。
どういった部分が変わったか
無料のSSL(暗号化通信)
URLの先頭がhttpではなく、httpsになります。通信が暗号化されるので、お問い合わせフォームなどでは以前から使われていましたが、最近はWEBサイト全体をSSL化が主流です。
以前は年間数万円といったコストがかかり敷居が高かったですが、無料のタイプも登場し導入が身近になりました。
ハードディスクからSSDに
パソコンで言うとデータが保存されている機器で、パソコンもSSDのものが増えています。サーバもSSDにすることでデータの読み出しが早くなり、表示も快適になります。
HTTP/2
専門的な話になりますが、WEBサイトを閲覧する際、ユーザーのパソコンが○○のデータをくださいとWEBサーバにリクエストするとWEBサーバがデータを転送してくれます。今まではこの動作を一回ずつ繰り返していたのですが、HTTP/2の場合は一度に多数のリクエスト&レスポンス処理が可能になるため、表示が高速化されます。
ApacheからNginx、LiteSpeedへ
サーバで使われているWEBサイトを表示する為のソフトウェアです。今まではApacheと言われるものが主流でしたが、最近はNginx、LiteSpeedといった、より高速処理可能なものに代替えされています。
PHPバージョン7.x
色々なプログラムを動かす為のものです。処理が高速で様々な部分が向上しています。これからプログラムを制作する場合はPHP7で動くプログラムにすべきで、それ以前のバージョンはサポートも終了となります。
サーバー選びに重要なホームページの表示速度
サーバの乗り換えですが、現状のWEBサイトが、ごく普通のhtmlで制作されている場合と、ワードプレス等のプラグラムで動いているかで異なります。
htmlだけで制作されているのであればデータをアップするだけで完了できますが、プログラムで動いている場合は、データベースの移設、設定などで手間がかかる場合があります。データベースを破損してしまう恐れがありますので、専門の業者に依頼してください。