モバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました。

モバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました。

iphone

SearchConsoleに表示されるモバイルに関する警告

webサイトの管理運営にGoogleウェブマスターツールを活用されている方は多いと思いますが、最近下記のようなメールがGoogleから来ないでしょうか。
「http://○○○/ でモバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました」
何かホームページに問題でもあるのかと、不安になるようなメールです。

これが何を意味するかというと、あなたのホームページは、スマートフォン等のモバイルデバイスで閲覧した際に、問題がありますという警告です。

具体的には、
 フラッシュ等の、モバイルデバイスでは再生出来ないコンテンツがある。
 文字の大きさが、小さくてモバイルデバイスでは閲覧しにくい
 リンクしているエリアが小さくて、リンクが押しにくい
といった問題があるという警告です。

さらに一番の問題は
 viewport(ビューポート)が存在しない、固定されている(サイズ不適合)。
というのがあります。

パソコンと、スマートフォンの一番の違いは、サイトが表示される時の横幅です。
縦にスクロールして、ホームページを閲覧する事は、ごく普通の行為ですが、横にスクロールしたり、拡大したりして閲覧するのは、とても不便です。
パソコンで閲覧することだけを想定して、横幅を固定して作られているホームページは、モバイルデバイスでの閲覧に問題があるということになります。

ホームページを作成する際に、スマートフォンでの閲覧を考慮していないというケースは多々あると思います。一番多いのは、ホームページを制作する際、予算の都合で、作成していないという場合が多いのではないでしょうか。

最近まで、スマートフォンからのアクセスの比率が増えていくようでしたら、費用対効果を考慮して、スマートフォンでの表示を検討したらいかがでしょうかという提案を、クライアント様にしていた事があります。

ところが、Googleから、正式に次のような発表がされました。
「2015年4月21日からスマートフォン対応の可否ををスマートフォン検索ランキングの要因に加える」
これを聞いて、思わず震え上がってしまった方も多いのではないでしょうか。

これは、4月21日を境に、スマートフォン対応していれば勝ち組、そうでなければ負け組み。というわけではありません。
あくまでもモバイルから検索した際に、スマートフォンで見やすいサイトの方が、上位に表示されやすくなるという事になりますので、パソコンで検索した際は、特に影響がないものと考えてよさそうです。

とは言うものの、最近は、パソコンではなくスマートフォンやタブレットを使って、ホームページを閲覧するというユーザーは増えています。
今回のGoogleの仕様変更に対応するだけであれば、裏技的な方法もあるかもしれませんが、Googleへの対策ではなく、ユーザーが不便に感じない対策をするべきではないでしょうか。

今後はサイトの属性に限らずスマートフォンでの表示を考慮したサイト作成は必須となる流れですので、依頼しているホームページの制作業者。ご自分で制作管理されているのであれば、情報を集めて対策をすることを検討してみてはいかがでしょうか。