WordPressのプラグイン「Crocoblock」とは?できることをわかりやすく紹介

WordPress(ワードプレス)でホームページを作るとき、あとから機能を追加できる「プラグイン」という仕組みがよく使われます。プラグインとは、ホームページに後付けできる部品のようなもので、お問い合わせフォームや予約機能などを、一から作らずに追加できます。

この記事では、そうしたプラグインの中でも制作の現場で使われることの多い「Crocoblock(クロコブロック)」について、全体像と代表的なプラグインの役割を紹介します。

Crocoblockとは

Crocoblockは、20種類以上のプラグインをまとめて提供しているサービスです。個々のプラグインは「JetEngine」「JetElements」のように、いずれも「Jet」で始まる名前が付けられています。

大きな特徴は、「Elementor(エレメンター)」という編集ツールと組み合わせて使うことを前提に作られている点です。Elementorは、画面上でブロックを配置しながら見た目を整えられるツールで、Crocoblockはそこに機能や表示部品を追加する役割を担います。

利用にあたっては年単位などのライセンス契約が必要で、すべてのプラグインをまとめて使える形と、必要なものだけを選ぶ形が用意されています。

代表的なプラグインの紹介

JetEngine — 情報を「一覧で見せる」ための土台

Crocoblockの中で中心的な役割を果たすのがJetEngineです。ひとことで言えば、ホームページの中に独自の情報のまとまりを作り、それを自動的に一覧表示するためのプラグインです。

たとえば、次のような使い方があります。

  • 不動産会社で、物件情報を「所在地・広さ・家賃」といった項目付きで登録し、条件ごとに一覧表示する
  • 施工事例を「工事の種類」「地域」で分類し、それぞれの一覧ページを自動で作る
  • スタッフ紹介ページで、写真・部署・担当業務を決まったレイアウトで並べる

通常のお知らせ記事のような形では管理しにくい情報を、項目を決めて整理できるのが利点です。一度レイアウトを作っておけば、あとは担当者が管理画面から内容を追加するだけで、ページの見た目は自動的に整います。更新のたびにレイアウトを作り直す必要がないため、公開後の運用がしやすくなります。

JetElements — 表示部品を増やす

JetElementsは、ページに配置できる表示部品を増やすプラグインです。標準の状態でも文章や画像は配置できますが、JetElementsを入れると、次のような部品が追加されます。

  • 画像を切り替えて見せるスライダー
  • 料金プランを並べた表
  • 数字がアニメーションで増えていくカウンター
  • よくある質問の開閉表示
  • 画像と説明文を組み合わせたボックス

いわゆる「見せ方」を担当するプラグインで、ページの表現の幅を広げたいときに使われます。

JetWooBuilder — ネットショップの見た目を整える

WordPressでネットショップ(通信販売の機能)を作る場合、「WooCommerce」というプラグインが使われることがあります。ただし、商品ページや商品一覧のデザインは、標準では大きく変えにくい部分があります。

JetWooBuilderは、この商品ページや商品一覧、カート周りの見た目を、Elementorの画面上で自由に組み立てられるようにするプラグインです。商品写真の大きさ、説明文や価格の並び順、購入ボタンの位置などを、扱う商材に合わせて設計しやすくなります。

そのほかのプラグイン

上記以外にも、目的別に多くのプラグインが用意されています。代表的なものは次のとおりです。

  • JetFormBuilder — お問い合わせフォームや申込フォームを作る
  • JetSmartFilters — 一覧ページに絞り込み検索を追加する
  • JetBooking / JetAppointment — 宿泊予約や来店予約を受け付ける
  • JetPopup — お知らせなどをポップアップで表示する
  • JetThemeCore — ヘッダーやフッターなど、共通部分のデザインを作る

導入を検討するときの視点

便利な仕組みではありますが、検討の際には次の点も合わせて考えておくと安心です。

ひとつは費用の考え方です。ライセンスは継続契約が基本となるため、初期の制作費だけでなく、公開後の維持費用としても見込んでおく必要があります。

もうひとつは、入れるプラグインの数です。機能を足せば足すほど表示が重くなったり、更新作業の手間が増えたりすることがあります。実際に使う機能だけを選んで有効にしておくのが、運用面では扱いやすくなります。

また、こうしたプラグインで作った情報の構造は、その仕組みに合わせた形で保存されます。将来的に別の作り方へ切り替える場合には、移行の作業が発生する点も、あらかじめ知っておくとよいでしょう。

まとめ

Crocoblockは、WordPressのホームページに「情報を整理して一覧で見せる」「表現の幅を広げる」「ネットショップの見た目を整える」といった機能を加えるプラグイン群です。中でもJetEngineは、物件情報や施工事例のように数が増えていく情報を扱うホームページと相性がよく、公開後の更新のしやすさにもつながります。

一方で、費用や運用のしやすさは、ホームページの目的や更新体制によって適した形が変わります。どこまでの機能が必要かを整理したうえで、必要な部分に絞って取り入れていくことをおすすめします。

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